ローカルな雰囲気に包まれたバンコクのチャイナタウン
バンコクのチャイナタウンはローカルな雰囲気が漂い、町全体がパワフルな活気に包まれているエリアです。
古くから中華系の人たちが移り住んできた中国色の強い場所であり、まさにバンコクの中の中国ともいうべき場所です。
町の中にはたくさんの中国語の看板が勝ち並び、漢方、ふかひれのレストラン、細い路地に並ぶ商店、中国寺院などがあり、観光客も多く訪れる場所です。
チャイナタウンを代表する寺院・ワット・トライミット
ここチャイナタウンの中でも一際目立つ寺院として知られているのが、ワット・トライミットとよばれる、中華系の人に大人気の寺院です。
今では外国人観光客も多く訪れる人気の寺院として知られており、ここワット・トライミットを訪れるツアーも開催されています。
また黄金の仏像があることから、タイの人にとっても人気の高い寺院です。
アクセスは国鉄のフラアムポーン駅からラマ4世通りをチャイナタウン方面に向かい、トライミット通りに進むと右手に見えてきます。
駅からはおよそ徒歩5分となっています。
境内の散策は無料ですが、仏像の拝観料は40バーツ(120円)、お堂内の博物館は100バーツ(300円)となっています。
尚、この博物館はワット・トライミットの歴史とバンコクのチャイナタウンに関する博物館となっており、タイの中で暮らしてきた中華系の人たちの歴史を知ることができます。
ワット・トライミットに安置されている仏像
この寺院のシンボルともいえるのが本尊として安置されている大きな仏像で、その大きさは高さが3メートル、重さ5.5トン、その純度は60%もある金で作られているといわれています。
その時価は120億円ともいわれており、まさに最高級の品質を誇る仏像であるといわれています。
そのため寺院には「黄金大仏寺院」という別称があります。
この仏像はもともと市内の廃寺に置かれていましたが、1953年にここワット・トライミットに移す際にクレーンで引き上げたものの、あまりの重さに作業がはかどらなかったため、激しい雨の中に一晩中さらされていたといわれています。
そして翌日に再度作業をしようと試みると覆われていた漆喰が剥がれ、中に金色の光が見えているのが発見され、これこそが現在安置されている黄金に輝く仏像であるといわれています。
この仏像が漆喰で覆われていたことには、ビルマ軍の略奪を避けるためであったと考えられており、まさにタイの歴史の中に生きる仏像であることを伺い知ることができます。
この逸話にご利益を感じる人も多く、そのどこか神々しい姿が人気の理由となっています。
尚、2010年にはワット・トライミットの境内の中に新しいお堂が完成し、仏像もこちらに移されています。
ワット・トライミットを見学しよう!
お堂の外観は白色で金色の屋根が、とてもタイらしい印象です。
お堂の階段はかなり勾配が急になっていますが、その分上に行くに連れて美しい景色を一望することができ、バンコクの市街地を一望することができます。
仏像を参拝する際には靴を脱いで、帽子を脱ぐようにと係員に案内をされます。
時に週末ともなれば遠方から足を運ぶ人も多く、行列ができるほどの人気の寺院として知られています。
ここワット・トライミットの境内の中には、銀行、両替所、学校などがあり、どこかお寺とも思えないような雰囲気に包まれています。
夜はライトアップされるので、昼間とは異なるエキゾチックな雰囲気を楽しむことができます。
また周辺にはお土産店なども多く、バンコクの中心部とは異なるチャイナタウンらしい中華系の小物などのお店も多く、お土産選びにも最適です。
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