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三島由紀夫の小説「暁の寺」の舞台にもなったワットアルン

「暁の寺」の舞台にもなったワットアルン

「暁の寺」の舞台にもなったワットアルン

三島由紀夫の小説「暁の寺」の舞台にもなったバンコクの観光スポットのハイライトとして知られているのが、チャオプラヤー川沿いに建つワットアルンです。

 

ワットアルンの魅力といえばさわやかな朝日に照らしだされる光景、またなんといってもその夕景は格別に美しいことで知られています。

 

夕陽で黄金に輝き周囲の光景と相まってシルエットを織り成す風景は、よくガイドブックなどでも紹介されています。

 

入場料は50バーツ(150円)となっており、営業時間は朝8時半〜17時となっています。

 

アクセスにはチャオプラヤー川の対岸に位置しているので、ワットポー近くのターティアン船着場からら渡し舟に乗るのがおすすめです。

 

料金はわずか3バーツ(9円)となっており、所要時間は約5分ですがチャオプラヤー川とワットアルンを全体的に見渡すことができる絶景を楽しむことができます。

かつて王宮寺院でもあったワットアルン

ワットアルンの急な階段

ワットアルンの急な階段

ワットアルンはアユタヤ王朝時代には、ワット・マコークとよばれる小さな寺院に過ぎず、そのことから別名「暁の寺」とよばれるようになったという言い伝えがあります。

 

1767年、タークシン将軍はビルマ軍の攻撃によって荒廃したアユタヤの地を逃れると、チャオプラヤー川を下り、ある日の夜明けにここワットアルンに到着をします。

 

このエリアを拠点に現在のバンコク王朝の前身にあたるトンブリ―王朝を開き、タークシン将軍は初代の王となるのです。

 

そしてワットアルンを、ヴィエンチャン攻略で戦利品として持ちかえってきたエメラルド仏を王室寺院とするように命じ、一時的に王宮寺院として機能していた時期もありました。

 

しかしながら王の死後にチャクリー王朝が開かれ、王室寺院もエメラルド仏も、対岸のワットプラケオに移ってしまった歴史があります。

ワットアルンの仏塔

 

繊細な造りが印象的な仏塔

繊細な造りが印象的な仏塔

ワットアルンはラーマ2世の頃に建設が始まり、ラーマ3世の時代に完成したもので、その美しい仏塔はタイの10バーツ硬貨にも用いられています。

 

このワットアルンといえば、高く聳える大仏塔と、それを取り囲むように立つ4基の小塔です。

 

大仏塔の高さは75メートル、台座の周りは234メートルありタイの一般的な仏教寺院とは少し異なる様式を持っています。

 

これはヒンドゥー教の聖地といわれるカイサーラ山を模ったものであるといわれています。

 

実際に仏塔の上に登ることもできますが、階段がかなり急なのでなるべく動きやすい服装がお勧めです。

 

仏塔からはチャオプラヤー川周辺を見渡すことができる絶好のビューポイントとなっており、三島由紀夫の小説「暁の寺」の舞台にもなっています。

 

大仏塔の表面には無数の陶器の破片が埋め込まれており、太陽の光が当たるとキラキラと輝き、なんともいえない美しい光景を織り成しています。

 

また小さな鐘の装飾が施されており、風に揺られると荘厳な音色を響き渡り、より一層幻想的な雰囲気を見ることができます。

 

全体に美しいことで知られるワットアルンですが、仏塔を近くでじっくりと観察してみると、その繊細で細やかな造りが施されていることに気付くことができます。

 

大仏塔の周りにある4基の小塔も大仏塔と同じ造りとなっており、それぞれ仏陀の誕生、悟りを開いた仏陀、初めて法を説く仏陀、仏陀の入滅を表した仏像が納められており、塔を囲む石像は、ガルーダ、悪魔、猿など、ラーマキエン物語に登場するものたちが描かれています。

ワットアルンの注意点

ワットアルン周辺は非常にアクセスが不便な場所であることから、トゥクトゥクなどが周辺でよく待機をしています。

 

中には悪質なものも多く、今日のワットアルンの営業は急きょ中止となったといい、観光客を提携先のお土産店などに連れていこうとするものもいるので注意が必要です。

 

また記念撮影をしてあげるといってお金を要求してくるものもいるので、必ず事前に確かめるようにしましょう。

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