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タイの歴史の中で深く親しまれてきた象

タイのシンボル「象」

タイのシンボル「象」

タイのシンボルともいえるのが「象」であり、タイではとても神聖な生き物として古くから親しまれています。

 

タイの多くの国民が信仰している仏教と象の関わりはとても古く、中でも白い象はブッダの化身とされています。

 

これはブッダの前世が白い象であったという言われにも関係していると考えられています。

 

タイでは白い象を発見したら王に献上しなければならないという法律もあり、まさに白い象は国家の威厳でもあるのです。

 

また1998年から3月13日が「象の日」と制定されており、まさにタイの歴史と文化の中で象はとても大切にされてきたことを伺い知ることができます。

バンコク郊外で楽しめるエレファントトレッキング

エレファントトレッキング

エレファントトレッキング

そんなバンコクで楽しめる人気のアクティビティといえば、エレファントトレッキングです。

 

いわゆる象乗りで、バンコクでは人気の高い観光ツアーとなりつつあります。

 

しかしながら国際都市として目覚ましい発展を遂げるバンコクの中心部では、象乗りを楽しむことはできません。

 

観光ツアーでは、象乗り単体のツアーはほとんどなく、観光スポットと象乗りがセットになっているものが一般的となっています。

 

象乗りを楽しめるのは、一番近くでもバンコク郊外で1時間ほどかかります。

 

個人でアクセスするのがなかなか難しいことも多いので、基本的にはツアーに申し込みをすることがお勧めです。

 

観光ツアーにもよりますが、1500〜2000バーツ(4500円〜6000円)が相場となっています。

 

象乗りでは基本的に時間は30分〜1時間前後となっています。

 

見た目よりも比較的大きく揺れることがあるので、よく注意するようにしましょう。

 

また独特の臭いがややきつく感じられることもあります。

 

その反面象乗りから一望できる景色を楽しめるのも、象乗りの醍醐味であり、バンコク郊外ののどかな光景を一望することができます。

 

象乗りを楽しむための注意点

象乗り場

象乗り場

象乗りを楽しむためには、汚れてもよい服装がお勧めです。

 

上着なども汚れてしまうこともあるので、注意が必要です。

 

またビーチサンダルやサンダルでは、象に乗る際に靴が落ちてしまう可能性があるので、女性はズボンがお勧めです。

 

また象使いの中には、象乗りをしている途中に、アクセサリーなどのお土産を押し売りしてくることがあるので、購入したくない場合にはきっぱりと断る勇気も大切です。

 

また象乗りをした後に象と一緒に写真を撮ったり、餌やりをさせてあげるといわれることがありますが、料金に含まれていない場合には別途料金がかかることがあるので、よく確認をするようにしましょう。

 

中には高額な料金を請求されることもあるので、注意が必要です。

アユタヤ観光で楽しめる象乗り

象乗りのオプショナルツアーの中でももっともメジャーなものといえば、アユタヤ観光のツアーです。

 

アユタヤは世界遺産に登録されているバンコク郊外の人気の観光ツアーですが、アユタヤの中心部には、水上マーケットの横にアユタヤエレファントビレッジとよばれる象乗りを楽しめるスポットがあります。

 

ビレッジという名称が付けられているとおり、敷地内にはお土産ショップや飲食店などが入っており、象乗り以外にもショッピングやグルメも楽しむことができます。

 

アユタヤ観光ツアーでは、象乗りがあらかじめ料金に含まれていない場合には、現地払いでオプションで楽しむこともできます。

 

10分から体験できるので、ちょっとした空き時間でも楽しむことができます。

 

料金は10分200バーツ(600円)、20分で400バーツ(1200円)となっています。

 

ここエレファントビレッジの魅力といえば、象乗りをしながらアユタヤ遺跡を眺めることができる点にあります。

 

まさに近くで観光するのとは一味異なり、かつてのアユタヤ朝の繁栄を感じることができるような遺跡の全景は、タイの深い歴史を感じる光景です。

 

是非カメラを持って高いところから美しいアユタヤ遺跡の写真を撮ってみることがお勧めです。