ミャンマーの国境まで続いているパホンヨーティン通り
パホンヨーティン通り
パホンヨーティン通りはタイの国道1号線にあたる道路であり、バンコクの戦勝記念塔を起点とし、北は遥かミャンマー国境の街メーサイ郡まで続いている全長1,005キロメートルに渡る長い道路として知られています。
かつてはバンコク北郊外、現在のドンムアン空港がある場所付近を終着とする全長22キロメートルの道路であり、その際はプラチャーティパタイ通り(民主通り)とよばれていました。
しかし次第にその範囲は拡張をしていき、現在ではパホンヨーティン通りは、バンコクから北上し、アユタヤ、サラブリー、ロッブリー、ナコーンサワン、カンペーンペット、ターク、ランパーン、メーサイ郡、ミャンマー国境と続いており、バンコクの中心部も通っている道路です。
バンコクエリアでは戦勝記念塔からBTSと平行して北に進み、チャトチャック公園近くにある終点のモーチット駅からはバンコクの地下鉄と並行して並走し、パホンヨーティン駅まで通りは続いています。
そしてさらに北上していくと、スワンナプーム国際空港ができる前までバンコクの玄関口として機能していた、ドンムアン空港にアクセスすることができます。
パホンヨーティン通りの起点となっている戦勝記念塔
起点となる戦勝記念塔は、BTSビクトリーモニュメント駅を降りるとすぐに目の前にあります。
このあたりはバンコクの下町的なローカルな雰囲気に包まれており、観光客よりも地元タイの人を多く見かけます。
戦勝記念塔は1941年に建設されたものであり、タイとインドシナの領土問題の紛争で犠牲となった軍人、警察官、民間人の合計59人の慰霊に対して作られたものです。
とても大きな塔であり、周囲はロータリーになっていてとても交通量が多く非常に賑わいをみせています。
ここ戦勝記念塔は、アユタヤ行きの路線バスやミニバンなどの乗り場にもなっており、周辺には飲食店や屋台などもたくさん軒を連ねています。
戦勝記念塔自体は観光スポットではないものの、周辺エリアを車で通って車窓からでもその様子を伺い知ることができます。
様々な顔を持つパホンヨーティン通り
チャトチャックウィークエンドマーケット
またパホンヨーティン通りは、ラチャダーピセークエリアとよばれるバンコクの中心部も通っています。
このエリアはかつてバブルの崩壊によって経済的危機に瀕した時期もありました。
しかしながら地下鉄MRTの完成に伴い周辺エリアの再開発が進み、今ではたくさんのショッピングスポットなどが点在し、BTSのスクンビット線と連絡したこともあり、ますます開発が進められています。
サイアムジャスコやカルフール、ロビンソンなどのショッピングセンターがあり、ローカルな雰囲気と新しく開発されたエリアが混在しています。
さらにパホンヨーティン通りは、チャトチャックウィークエンドマーケットの最寄り駅であるチャトゥチャック公園駅のすぐそばも通っています。
このあたりになるとチャトチャックウィークエンドマーケットに訪れる人たちで週末にはたくさんのタクシーやトゥクトゥクが往来しており、まさにパホンヨーティン通りの中でもとても賑やかなエリアになります。
それからずっとタイを北上していくと、タイ北部のチエンラーイ県にあるメーサイ郡にアクセスします。
タイとミャンマーの国境にあたるエリアであり、街とミャンマーを隔てる川であるサーイ川が流れています。
ミャンマーと陸路で結ばれており、国境の川に架けられた橋のたもとに検問所があり、物資の往来をするトラックや行き交う人々で活気に満ちたエリアとしても知られています。
しかしながらミャンマーとの物流が盛んなエリアである一方で、麻薬の密輸などが行われていることもあり、取り締まりが強化されていることでも知られています。
パホンヨーティン通りの最終地点がメーサイ郡の南北に通っており、国境が通りの最終地点となっています。
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