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タイのお寺「ワット」を参拝する際の注意点とは

タイにたくさんあるお寺「ワット」

タイにたくさんあるお寺「ワット」

タイのお寺は「ワット」といい、「ワット〜」という名称を聞くことが多いですが、これは仏教寺院全体を指す言葉です。

 

ワットの敷地の中には本堂や仏塔などの様々な建物が建てられており、それぞれ異なる意味を持っています。

 

仏教寺院を訪れる際に観光客が特に注意したいのは服装です。

 

特にバンコク最大の格式高い場所といわれている王宮「ワット・プラケオ」は、きちんとした格好をしていないと入場をすることができません。

 

入り口では厳しい服装チェックが行われており、短パン、キャミソール、キュロットスカートなどは不可とされており、基本的に肌の露出が激しい服装が禁じられています。

 

ただしTシャツやビーチサンダルなどはギリギリ許可されています。服装チェックでひっかかってしまった場合には、有料の巻物を借りて入場することが基本となります。

 

ただしこれを借りるのにもかなりの時間がかかることがあるので、時間的ロスを避けるためにも予め服装には注意したいものです。

 

またタイのお寺では僧侶とすれ違うことも多いですが、基本的には女性が僧侶に直接触れることは禁じられています。

 

また物などを手渡しすることも禁じられているのでよく注意するようにしましょう。

タイのお寺の参拝の仕方

タイの線香とろうそく

タイの線香とろうそく

線香に火を灯す様子

線香に火を灯す様子

タイのお寺をお参りする際に必要とされているものには、蓮の花、線香、ろうそく、紙に包まれている金箔の4点が主なアイテムとなります。

 

これらはセットでお寺の境内で有料で販売されていることが多く、値段は10〜20バーツ前後(30円〜60円)が相場となっています。

 

ただし寺院の近くで販売されている観光客を狙っている露店の中には、境内の中よりも数倍以上もの値段で販売されていることもあるので、注意するようにしましょう。

 

参拝する際には、まずは本堂の横の脇にロウソク立てがあるので、そこに火を付けたロウソクを立てるようにします。

 

次にロウソクの火で線香に火をつけます。お寺によって線香用の灯台が用意されていることもあります。

 

花と線香は両手を合掌してお祈りをして参拝をします。

 

参拝が済んだら線香は線香立てに置き、花は専用の台があるので、そこにそっとお供えをします。

 

最後に紙に包まれた金箔は仏像やその周辺の台座に貼り付けるようにし、自分の身体の悪いところと同じところに貼るとより高い効果が得られるとされています。

 

仏教界において金箔を貼るという行為は縁起のよい金で飾ることを意味しており、タイ人は自分の身体のくすんでいるところや地色が見えているところも金箔を貼ります。

日本と似ているタイの寺院の習わし

また日本の寺院と同様にタイではおみくじをひくことも、とても一般的なこととして親しまれています。

 

竹串のような棒がたくさん入った筒から、棒を一本選び、そこに書かれている数字の紙をもらいます。

 

ここに様々な教訓が書かれている仕組みとなっていますが、基本的には言語はタイ語のみとなっています。

 

また寺院では「プラ」とよばれるお守りも販売されています。

 

仏像の形をしたものが透明の入れ物に入れられて販売されており、タクシーや屋台の人たちがネックレスとして首からかけている光景もよくみかけます。

 

値段はピンキリとなっており、高価なものであれば日本円で数万円以上するものも多く見かけます。

 

中に入っている仏像が高貴なものであるほど値段は高くなり、その造られている材料によって値段も大きく左右されます。

 

また祭壇の前には寄付箱が置かれており、気持ちのお金を納めるようになっています。

 

タイのお寺では入場料などがないところがほとんどですが、お寺の維持費や恵まれない子供たちへの寄付などに利用されているものなので、気持ち程度のお金を納めるのがマナーとなっています。